啓子さんの病状経過 No18
新年になって早々、入院して手術を受ける事になりました。
いつもの病院でいつもの親玉、食道癌。今回の術式は、前回の御報告と同様で内視鏡下で、
ITナイフを使って患部を切り取るESDというものであります。
またまた予定より一日早い退院を画策し、退院後は横浜の会議に出て、その後香港へ取材に出かける算段で、看護師さん、事務方さんへの根回し、準備万端で手術に臨みました。
手術は経過良好ながら、痛みがあって、術後の鎮痛剤で昏々と眠る事、一日半!
担当の看護師さんには、「ケガをしたライオンみたいに眠っていましたよ」と言われる始末。
ここまではまだよしとするも思わぬ展開は、退院予定日前日の発熱!!
即刻、血液培養とレントゲン検査となりました。準備、画策を行った早期退院は、これにてダメ! 啓子さんの野望(?)は、今回ばかりは、全くのノック・アウトとなりました。
術後の発熱に就いては、先生側は深く心配されたようでした。それもそのはず、先生の
説明によれば、術後の発熱の原因としては、
1)感染症(薬剤や唾液の誤嚥による)
2)内視鏡でも判らないような微小穿孔(極めて小さな孔が食道にあくこと)
の可能性が否定できないとのことでした。
まあ、幸い、発熱は長引かず、なんとか退院してまいりました。
やれやれ元気なのか、病気なのか、よく判らない啓子さんの真骨頂、当分は続きそうです。