昨日は中島梓さんのライブを見に行った。彼女はマルチタレントで、ピアノ、三味線歌踊り、劇団を主宰、作詞作曲もやり、本業は小説家。本もCDも山ほど出している。まったく私のような凡人から見るとどういう生活をしているのか見当がつかない。話をしていると料理も得意みたいだし、ライブのときは和服をよくお召しになって着るのも時間がかかるのじゃないかななどどいらぬ心配までして、なにより書いている量が半端じゃないので私などはお口あんぐり、お目目しろくろって状態です。先生とは私の「オールド・ダイアリー」を彼女のミュージカルにテーマとして使っていただいてからのお付き合い。今回のライブは音楽と言葉の関係をテーマ。あらためて詞の重要さを考えさせられました。どうも私は音先行のきらいがあったみたいだ。もとよりジャズなんてのはあちらの音楽であるからして英語はサウンドの一部みたいに聞いていたようです。そりゃあネイティブのようにはいきませんがね。英語に堪能な方はどうかは別にして。また、日本語は楽しいなとも思った。だからといって今のはやりものは楽曲に興味がもてないのでどうでもよくて、ミュージカルなどは芝居により近いものとして捉えているのでこれも別にして、楽曲が強力で、さらに抜群の歌唱力を持つ人が日本語で歌うとこれはスンゴイでしょうね。まあそのうちそうなるだろうけど。革新的な音楽家が現れるのを待ちましょう。話がそれましたが、中島梓さんのライブは後半が私は好きで、中でもレイ・ブラッドベリにまつわるメドレーが好かった。ので彼女が薦めていた10の~とかいう短編集を今度読みましょう。山本周五郎もそろそろ一休みして。