この楽器は5弦に改造したものですがガット弦を張ってみたら印象が180度変わりました。鳴らなくなったと思ったE線が気にならなくなりG線の開放まで魅力的になってしまった。

操作性の向上の為に改造したもののスティール弦では主にE線の迫力に欠け諦めていたのですがガットを張ると気にならなくなっている。ハイポジションの操作性は悪くなってしまったけどハイC(エバピラッツィ)の5弦なので気にしなくても良い。
高い音をあきらめればやはりガットのサウンドがいいなぁ。
生ガットは見た目も美味しそう(食べません)
ガット弦もネットで調べたら何種類もあるね。
今度弾き語りするのでガット弦でやってみよう!
ガット弦の話をしたあとでナイロン弦の話ですが。
先日レコーディングがあって、エンジニアの方に音がすごくハッキリしていて録りやすかったと言われました。
プレストというドイツの弦です。
でもスティール弦を張っていた時も同じように言われた事があります。
私にとってはそれは自分のトーンの特徴として理解していますが、ナイロン弦はスティール弦より倍音が発生して処置が難しいけど同じ印象を受けたのであれば弦が良かったという事です。
そう考えています。
ガット弦のサウンドに優るものは無いですがプレストはいい線いってますね。
ところでうちにはベースが2本ありそれぞれにガットとナイロンを張っていて面白いことに気づいたのですが2本同時に弾いてみたら最初の発音は異なるがその後の持続音は音色の判別が難しかった。ということは弦のキャラクターを決定するのはピッキングの一瞬ということになる。ピッチカートに限るけど。面白い。魚の味は身ではなく脂が決定付けると聞いたことありますが正にそれね。