某秘密基地で貴方の歌声を世界に届けようという
大胆きわまりない試みがありまして、そのバンマスは
「市川秀男を呼べ」というので断られるのを前提として
かくかくしかじかと尋ねたら「いいよ」とのお返事。
で、本日も4時間に渡って歌伴しました。
私はベースなのでひたすら耐えるのは日常的なことで
さほどこたえませんがピアニストの方は大変です。
何もかもコントロールしなければならないからです。
何故こんな話をするのかというと、終わってみれば
市川さんは一度も同じイントロ、エンディングを使うことが無かった。
「疲れたね」と言っていたので集中力も相当だったと思いますが、
長年の付き合いですがこんな長時間の歌伴は初めてでした。
それなのに私が一緒に演奏しつつ聴いていてどの曲も
その伴奏の仕方が素晴らしく,
私にとっても新しい発見があるのは、ほんと素晴らしいです。
1人づつの歌伴の連続ではありますがそれをその日1日の
ショーとして考えたら同じイントロ、エンディングは使えない
という事なのでしょうね。
市川さん本人がそういう意識であったかどうかはわからないですが
私としては凄まじいプロ根性を見せてもらった気がします。
お客さんはそこに気がついたかどうかは分かりませんが
ベテランプレイヤーは侮れない。
見習いたいですね。