音楽小説の傑作に山本周五郎の虚空遍歴がある。
久しぶりに読み返したけどずっしり来ました。私も駄目さ加減を反省しつつ、
でもよくもまあ素人がここまで書けるものだと驚いています。
小説家というのは恐ろしすぎ。山本周五郎さんが特別なんだろうな。
巨匠はフォスターの伝記を読んでこの小説を書くに至ったそうです。
フォスターの晩年は最悪だったそうです。この時代著作権があれば
死ななくて済む話ですが。
で、ついでに著作権の話ですがヨーロッパでは著作権廃止の運動が
起こっているらしい。
またyoutubeの話になりますがこうしてインターネットが普及して
くると一部では著作権などあってなきのような話になってきております。
だいたいどうやったって公平な分配は有り得ない話です。
儲かるのは大手企業だけで末端は切り捨てられる。
問題なのは真面目に音楽に取り組んでいる人もマイナーであると
無視されるシステム。
スターになってしまえばその取り巻き含めもう企業体と同じ。
金が金を産む状態。これは芸術家を保護するという目的とは程遠くなる。
それならいっそ無くしてしまえということでしょうね~。
無くしていい事はあるか?
純粋に音楽を作りたい人が本能的に曲を書く。これはいい事です。
しかしまたフォスターみたいにひどい人生を送る立派な音楽家も
増えるでしょうね~。
やはり芸術というのは・・・・つづく。