今日はZ.Imazin なるところにて安田芙未央さんのトリオをやった。 安田さんは今や伝説のピアニスト。ドラムの高田光比古さんの紹介で知り合った。 安田さんは作曲家です。いい曲を書きます。演奏もすばらしい。私はアラキネマの仕事をいただいて、いっしょにフリーをやったり、私にはとっても刺激的なピアニストです。 日本ではあまり知られてはいませんが、氏の活動はヨーロッパに及び、私の友人でもあるテオ・ブレックマンとのアルバムも直にリリースされます。まあ詳しくは氏のHPで。http: //www.fumioyasuda.com/
今日のおもしろいところは、店に行ったらまだ明かりがなく、でもドアは鍵がかかっていなくて、入ったらピアノの音が聞こえる。安田さんが来ているのかなあと思ったら店には誰もいなくて物騒この上ない。 ソロピアノの音はCDでして、どこかのライブを録音したのだろうな。楽器をセットしながら聴いているとこのピアノがなんともいい感じなのだ。 誰だろう?と思っているうちに安田登場。「ああ、これ俺なんですよ」。 「えっ?ここでやるの初めてだと言ったじゃないですか」 「いやね、これバーラウンジピアノのCDなんですよ。企画もんですよ。しょうもないやつですよ。」 「いやあ、すばらしいラウンジピアノですねこれは。」 私は気に入って買うことにしました。実際、このCDはとっても売れたらしい。しかし日本では話題に上らなかったなあ。私は客の声やらグラスの音やらわざわざダビングしなくても、と思うのだがバーピアノのCDをわざわざ作るのだ。ヨーロッパはやはり懐が深いというかへんてこです。雑音を除いて聴いて見たいものです。アマゾンの評価はまっ二つにわれ5つ星と1つ星しかなかったそうです。ともあれ、バーの経営者にはとってもいいCD。お勧めです。