三月末、5人の札幌のピアニストとライブ。
一人目は山田敏昭。私と同い年で癌と戦っている。ピアノの印象は
30年前とちっとも変らないのだがとにかく歌いまくる凄いプレイヤーだ。
私が上京する折、一緒に行こうと勧めたのだがかなわなかった。
この人が東京に来ていたら東京のジャズシーンも変わっていただろう。
二人目は厚木正秋さん。JASS914というクラブのオーナーピアニスト。
正統派ジャズトリオだったがとても気持ちよく演奏できた。
お互い初めてだった。気をつかっていただいたかな。すみません。
話してみると依然トランペット吹きだったそうでその時共演していた可能性も。
それとギターもベースも弾くマルチプレイヤー。恐るべし。
三人目は豊口健ちゃん。私の札幌時代彼はまだ北大ジャズ研だった。
当時から歌ものスタンダードの王者だった。今や札幌の重鎮。
スタイルが独特だったので彼に追い付くのがたいへんだった。
私もこの歳になってなんとかやっと一体感が得れた。かもしれない。
四人目は斎藤桃子さん。オリジナルをやってもらったが、
すばらしかった。歌も歌う。ひきがたり。作曲もいいね。
細かくコード付けされていてそれもよく考えられていて
好感がもてた。ファンがたくさんいるようでうなずけますね。
五人目は南山雅樹さん。コンテンポラリーなタイプかな。
このライブの後は峰厚介さんのバンドで北海道ツアーだそうだ。
峰さんのバンドは私も何度か経験があるがとても演奏が難しい。
その辺の意見は一致したが彼はなんでも飄々とこなすのだろう。
上手かった。
5人ともそれぞれ個性的で楽しかった。
敏ちゃんと健ちゃん以外初共演だったが札幌すごいです。
東京でも今、北海道ジャズプレイヤーの株は急上昇中です。
ちなみに遊びに来てくれたまことちゃん、ベーシストですが
中学生です。普通になんなく弾いてました。脅威。
私もこんなやつを見てもアセル年じゃなくなったのか、
驚きつつも冷静な自分にびっくり。
たくさんの音楽の贈り物をしてくれたピアニストたちと
焼肉えんの石丸さん、グルーヴィーの森本さん、
泉あけみさんとハーフノートの安斉優子さん、歌よかったね~。
歌ってくれてありがとう。そしてCats & Dogsの千葉さんに感謝。
お世話になりました。また来年。